非モテに言いたい!「清潔感」という単語の持つ意味とは
「清潔感とは」で調べて上位表示されてる記事は、私が今保持している「清潔感」の定義の足元にも及びません。本当くだんねえ。
例えば、
- 好感を与えやすい印象
- だらしなくないこと
- 人の目にどう映るかがポイント
- 髪の毛とかに気を遣ってる
こういった記事が上位表示されてますけど、それら全て結局「清潔感とは何なのか」という根本をまったく説明してないんです。
例えるなら「算数って何?」って子供に聞かれて「それはね、足し算だよ」「引き算だよ」「速度の計算だよ」って答えるようなもの。
違うんすわ。
子どもに聞かれたらこう答えるでしょう。「数を数えたり、身近な数字を理解したりするために必要な、小学校の学科の一つだよ」って。
清潔感だっておんなじなんです。清潔感を満たす人の条件を列挙していっても、その埋め尽くしが清潔感を説明することにはならない。
逆です。「清潔感とは○○です!」と述べ、そして「これに沿うためには髭をそったり髪を切ったり…する必要があるのです」としないと。

特に非モテ男性はそれまで「清潔感」について考えたこともなく、ネットに散乱する情報のどれを参考にしていいかがわからないからです。
自分の中で「これが清潔感の定義か!」というマスターシップを持っておけば、それに照らして考えることで、自分で自分をイケメンにできるでしょう。
非モテ男性にはもっともっと、理論的な説明が必要です。そこで私、非モテ男性が「清潔感」のめくるめくファジーな世界を見せましょう。
清潔感と清潔の違い
そりゃそうです。だって、清潔感と清潔って全く別の概念なんだもの。清潔で毎日お風呂に入っていようが清潔感がない人はいっぱいいます。
逆にイケメンだと風呂入ってなくても清潔感があるように見えます。
それらがなぜなのかも、今回は突き止めていきます。
清潔感とは「記述すべき情報の多さ」である
清潔感とは何か?
それは「記述すべき情報の多さ」です。あるいは「特徴の多さ」と言い換えてもよいでしょう。
それが多ければ多いほど「清潔感がない」とみなされ、少ないほど「清潔感がある」とみなされます。
例えばここに整った顔立ちのAさんがいるとします。
この人が万引きをしていたとして、店員さんに言葉で、どう説明しますか?
「イケメンで、眉毛が太くて…そして鼻は小さくて…」
お次はお世辞にもイケメンとはいいがたい…というかちょっと、特徴的な顔をしたBさんです。
説明してみましょう。
「イチゴ鼻で、広がってて、唇は厚くてちょっとひび割れしてて、頬がこけてて、眉毛が繋がってて、二重あごにぼさぼさの髭が生えてて、出っ歯で歯茎がむき出しで…」
いったいどちらのほうが、店員さんにとっての手がかりが多いでしょうか。
おそらく、Bさんだったのではないでしょうか?
Aさんは特に言うべきポイントがないからです。実はこの違いこそ、清潔感を定義する上でのもっとも大きな差なのです。
まずこの定義を抑えておくと、以下のようなことがわかります。
風呂に入っていないイケメンは、風呂に毎日入る不細工よりも清潔感があるように見える。
なぜイケメンは清潔感があるように見えるのか
なぜそう感じるのか。それをさっきの「情報量の多さ」定義から考えてみます。
日本人成人の平均を取り、一枚一枚の写真を薄く1億人分重ね合わせると、どんな顔ができるでしょうか?
全員分とはいきませんが、下に画像があります。

平均化されて、街中で歩いてたら間違いなく「イケメン」「美女」と言われるであろうお顔になりました。
実はイケメンだとか美女というのは「特徴のない」顔なのです。思い出してみてください。芸能人…美女とかイケメンと呼ばれる彼ら。
めちゃくちゃ「言葉にしにくく」ないですか?
もちろん少しずつ個性はあるでしょう(完璧な平均顔より、ちょっとずれた顔を好むという研究があります)が、それでも一般人、そこらへんを歩いている人たちより、よっぽど言語化が難しい顔をしています。
AKBグループメンバーの顔を覚えるのが難しい人がいるのは、これに起因すると考えられます。平均顔レベル以上の方々なので、もう素人には見分けがつかないのです。
イケメンは「均整がとれた顔」「とてもきれいな肌」ぐらいしか言えることがありません。
しかし例えばメガネをかけていてニキビがあって二重あごで出っ歯でそり残しがあって服がシワだらけなら、それらを全て言語化できます。
この「記述すべき情報量の差」が、清潔感のあるなしを決める指標になっているのです。
何なら女性が「あの人、ワイシャツの下にタンクトップが透けてた!キモ!」と言ってしまう理由さえこれで説明できます。透けると情報量が多くなるから、です。
それでは、特に顔がいいというわけでもない非モテ男性が「清潔感」を手にするにはどうすればいいのでしょうか。
非モテが清潔感を与えるためには「情報量を少なく」すればよい
一言でいえば「情報量を少なくする方向」に変化していけばよい、ということになります。当然の話ですね。
そうして出てくるのが以下。
- 痩せる
- 髭を剃る
- スキンケアをする
- 整形する
- 目立たない服装に着替える
- 髪の毛を直毛にする
今、一周元に戻ってきましたね。世間で言われる一般的な清潔感の定義に戻ってきました。しかしあなたのレベルはもはや、段違いです。
「情報量を減らせばよい」ことを知っているあなたは、もうどんなパターンが来ても「清潔感に貢献する要因か、そうでないか」を判断できます!
全てを暗記することで、定期テストでは点数がとれるけど実力テストでズタボロになるのが一般人とすれば、あなたは基礎力がついて定期テストも実力テストもノー勉でもいけちゃう天才ですね。
例えば「しゃかしゃかしたベルトは清潔感に寄与するか」考えてみましょう。そういうベルトは情報量を増やしますから、相当に自信がない限り…つまりあなたが非モテだと自覚する限り…身に付けないほうが賢明です。
それでは「胸毛が深い」のはどうでしょう。情報量を増やすので、毛はないほうがいいです。でも頭の毛は?頭の毛が減ると、それはそれで情報量が増えますね(「ハゲ」という属性が付与されるため)。
全てを暗記せずとも、一つ定義を覚えておくだけで対応可能になるのです。
清潔感と清潔さが比例しない理由
清潔さと清潔感が全く関係ないのも、あなたならすぐにわかります。
清潔さは肌の上の細菌の数であって人間の目には見えませんから、記述すべき情報量の多さには寄与しませんよね。
一方で清潔感は、清潔さがなくとも実現できてしまいます。ぶっちゃけイケメンが2日風呂に入らなかったところで、多少髪の毛がてかてかするぐらいで関係ありません。
普通に写真だけ見せればモテまくるでしょう。不公平ですけど。
非モテ男性につきましては、清潔感についての正確な理解を…
というわけで世の中の非モテ男性のみなさん、清潔感について正確な理解をしておいてください。
くれぐれも「風呂に入ってるのに清潔感が出ない!モテない!」と嘆かないように。
清潔さと清潔感は全く別物で、清潔感は記述すべき情報量の多さだからです。
逆に、これを知ってしまったあなたは周りの人達に大きく差をつけることができました。あとはあなたの行動次第です!
幸運を祈っています。
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