過去記事ツイートは自動で!
過去記事をツイートしたいが手動はだるい
ブログを半年間もやっていると記事数も100ぐらい溜まってくるのですが、そうなると日の目を見ない記事だって当然、現れます。
パレートの法則、別名「8対2の法則」がブログにも当てはまるなら、ブログ閲覧数の8割は記事の2割が稼いでおり、残りの2割が記事の8割、といったところ。
かわいそうな記事に光を当てるためにツイッターで宣伝を行うことにしたのですが、言うは易く行うは難しとよく言ったものです。
その100近い記事を定期的に流し続ける時間など、多忙な現代人にはありません!
そこで紹介したいのが「不動産Tweet Old Post」です。
このプラグインは現代人のかわりに自動でツイッターに記事を流してくれます。生産性のない仕事はやめて、人間は記事を書きましょう!
実はこの類の「過去記事自動ツイート」にはもう一つあります。まずそちらとの違いを説明しておきます。
Revive Old Postsとの違い
Revive Old Postsというプラグインがあり、こちらも自動ツイートしてくれます。しかしながらRevive Old Postsには以下の難点があります。
- 説明が全て英語
- 設定項目が非常に多く、初心者にはわかりづらい
- バグのせいか、投稿を任せたのに投稿されないことがある
もちろんわかりやすいところもあります。Twitter APIという、今から説明する少々面倒な作業をせずとも動いてくれることです。
しかし私は「投稿を頼んだのにされていない」という点に我慢ならなかったので、すぐにアンインストールしてしまいました。
一応別の記事でRevive Old Postsの説明もしますが、私は断然「不動産Tweet Old Post」をおすすめします。今使ってる方も乗り換えてみてはいかがでしょう(どうせ私には一銭も入らないので)。
不動産Tweet Old Postの下準備
Twitterアカウントを作る
当たり前ですが、ツイッターに情報を放流するなら自分のアカウントが必要です。ツイッター公式サイトを参考にしながらアカウントを作ってください。
この時、電話番号とメールアドレスを同時に登録しておくと、作業がけっこう楽になります。
ここではツイッターアカウントは当然あって、ツイートの方法も知っているものとして話を進めます。
不動産Tweet Old Postをダウンロードする
まずは公式サイトに行き、この商品をカートに入れます。
とはいえお金を取られることはありません(2021年1月現在)。0円なので支払いはいっさいありませんので安心してください。

たぶんほとんどの方は会員登録が必要だと思いますが、それは説明するまでもないほど簡単なのでお任せします。メールアドレスと名前、パスワードだけ入力すれば登録できてしまいます。
会員登録が終わったら「上記内容で注文する」をクリック。
次の画面で

「ダウンロード」をクリックし、自分のパソコンにダウンロードします。
これはzip形式ですが、解凍はしないでください。
続いて自分のブログのダッシュボードに移動し、「プラグイン」「新規追加」「プラグインのアップロード」の順にクリックし、先ほどインストールしたファイルを読み込みます。

これにて自動でインストールされるはずです。
このような七面倒な方法を取るのは、このプラグインが検索してもヒットしないからです。面倒ですね。
不動産Tweet Old Postを見てみる
インストールが完了すれば

“F-TweetOldPost”が入っているはずです。”F-TweetOldPost”をクリックしてみましょう。

何やら厄介な様々な設定をしなくてはならないようです。ここからが少し厄介になります。
実はこのプラグインを動かすためには「API」というものを作る必要があります。
ググると「アプリケーションプログラミングインタフェース」という難しい言葉が出てきますが、理解しなくとも全く問題ありません!
パソコンを使うのにパソコンの中身を熟知している必要はありませんよね?それと同じです。
一言で説明すれば「ツイッターの上で動くソフト」です。そうだと考えてください(もちろんこの説明は明らかに間違っていますが、このレベルの例え話で十分です)。
TwitterAPIを設定する
それではやっていきましょう。TwitterAPIの設定です。まずはTwitter Developersをクリック。

とりあえず「ログイン」しましょう。持っているツイッターのアカウントでログインしてください。
複数のアカウントを持つ人は、ブログのアカウント、あるいは宣伝用のアカウントを使いましょう。
何やら最初から変な画面が出てきてやる気がなくなった…しかも英語!とお考えの皆さん。安心してください。一緒に進めていきましょうね。

これは「利用目的」を聞かれています。このAPIを使う目的です。「プロフェッショナル」(Professional)「趣味」(Hobbyist)「学術」(Academic)の三つが出ています。
ブログは趣味なのでHobbyistを選択。その次になんかまた出てきますが、こちらは“Making a bot”でOKです。botとはお決まりの情報を垂れ流す装置のことですから、ぴったりですね。

この後、APIの登録画面が出てきます。まずは「電話番号」。これが認証されていないと

みたいな画面が出ますから、”Add a valid phone number”をクリックして設定してください。
「メールアドレス」も同様に設定。
続いて

という画面が出ていますが、これは翻訳すると以下のようになります。

「名前」は自分で決めたものを入力してよいですが、まあツイッターIDと同じにするのがいいでしょう。私もそうしました。
「住まい」はJapan、そうでなければ他の国(現在外国にお住いの方)。
「プログラミングのレベル」は未経験なので“No Experience”でよいでしょう。

こうなりました。記入が終わったら”Next”をクリック。
TwitterAPI設定2ページ目
ここからが本腰です。けっこうめんどくさいです。

まず最初の質問。「APIとかツイッターのデータを何に利用しますか?」という質問です。
しかもこれ「英語で説明してください」とあるんですよ!面倒すぎる!
ん…………?

200文字だと!そんなに書けるかよ!という方のために、私がテンプレを用意しておきました。どうぞ。
さすがに丸パクリだとアカン気がするので、[ ]には好きなものを入れてください。「趣味」なら my hobby、「仕事」ならmy work、「ウェブ関係の知識」ならknowledge about the webなど。
それぐらいの翻訳ならGoogle翻訳くんに任せて大丈夫と思います。
以下、テンプレ。
I have been managing a website about [ ]. I will use Twitter’s API to connect my website with my Twitter account by a WordPress plugin (Fudousan Tweet old post). The latest information will be sent to my followers on Twitter. This app can provide useful information to Twitter users.
続いては

これ「ツイッターのデータを分析しますか?」っていう質問で、まあする予定がある方は「はい」でいいと思いますけど、このAPIに関しては全く必要ないのでとっととNoにしましょう。
記入しなくて済みます。

「アプリでツイート、リツイート、いいね、フォロー、DMをしますか?」という質問です。これは当然Yesですね。ブログ記事の宣伝ということはツイートするからです。
とはいえ100字を埋めなくてはなりませんから、とりあえずテンプレを置いておきます。
My app uses Tweet only in order to send the latest information. It does not use Retweet, Like, Follow, or Direct Message.
次はこちら。

ツイッターの外でデータを利用したり表示したりしますか?という質問。Noにして先に進みます。

得たデータを政府の何かに使いますか?という質問。当然、Noで。
ここまで終われば後はしめたもので、申請しに行きます。一番下のNextをクリック。
TwitterAPIの認証およびキーの設定
登録したメールアドレスにTwitterAPIからのメールが送られていると思うので、それをクリックして認証しましょう。
私の場合はたまたま即時的にOKが出ましたが、これもしかするとちょっと待つかもしれません。まあ待ってみてください。最大1日でOKが出るそうです。
ここではとりあえずOKが出たものとして扱います。

これ今現在(すでにAPIを作っている状態の)私の画面なのでちょっと違うかもしれませんが、まあCreate Appみたいな文字が出てきたらそれをクリックしてください(スクショ取り忘れててすみません…)。そうでなければ

のような画面が出てきた気もします。ここにはアプリの名前を入力します。ローマ字でも英語でも大丈夫です。例えば”blog article share”とか。
すると即時、変な文字列が3つ出てきます。
このうち一番下は使わないので放っておいて、大事なのは上と真ん中!

この文字列はそれぞれコピーして、

ここにそれぞれ入力(コピーアンドペースト)してください。上の文字列をAPIキーに、真ん中の文字列をAPIシークレットキーに。
それぞれが何を意味するかは考える必要がありませんよ笑
ちなみに“screen_name”は自分のツイッターIDです。
終わったらとりあえず「APIキーを保存」しておきましょう。
続いてその下の「アクセストークン」とかをゲットしにいきます。

自分が作ったソフトの名前のところをクリックすると

こんな画面が出ると思いますから、スクロールして

ここのEditをクリック。属性をRead OnlyからRead and Writeにします。これをしないとツイートできないです。
続いて上にスクロールして

“Keys and tokens”をクリック。

ここのGenerateをクリックすると

と出てきますので、これをそれぞれ

に入力。「APIキーを保存」。
お疲れ様です。これでとりあえず峠は越えました。後は共有設定になります。
もうTwitter Developersのウィンドウは閉じて構いません。
TweetOldPost側の設定
といっても、TwitterAPIキーが一番面倒なので、後は残飯処理みたいなものです。
でも、重要度は高いですよ!それぞれが何を意味するのか解説します。

「ツイートの内容」。これは「タイトルと本文」「タイトルのみ」「本文のみ」から選べます。
意味はまあ…おわかりかと思います。これ「タイトルと本文」以外にする利点を感じないんですが。
「追加のテキスト」は、ツイートの前後に決まったテキストを挟めるというものです。あまり意義を感じません。
「記事のURLを含める」は絶対にONにしておいたほうがよいです。これがないとツイッターからリンクで飛べなくなります。非常に不便になります。
「カスタムフィールドからURL取得」はよくわからないのでOFFにしています。
「URL短縮サービス利用」は特に日本語ドメインの方、やる必要があると思います。
ツイッターに貼るリンクも140字以内の制限を受けるので、日本語ドメインだと文字列に変換されて非常に長くなり、リンクが機能しなくなることがあるためです。それ以外の方はしなくていいです。

「ツイートに画像を含める」は、好みによります。私はしていません。なぜならこれをONにすると、アイキャッチ画像がただの画像になり、画像をクリックしてリンクが飛ぶおなじみの方法…

これができなくなるからです。よってOFFにすることを勧めています。
ハッシュタグも好みです。宣伝のために私は使っています。Tweetの最小間隔は、以前の共有から何時間たってから新しく共有するかを指します。
短い方がたくさん共有できますが、あまりに多いとただウザがられて終わりです。せいぜい1日4回がいいとこでしょう。

「ツイート対象(最小経過日数)」は、いつ投稿した記事からを共有対象にするかです。例えばこれを7にすると、7日前に投稿された記事までは共有しますが、それ以降の記事、つまり7日経つ前の記事はしません。
新しい記事ほど読んでもらう必要があるので、私は0にしています。これだと今日投稿した記事も共有されます。
逆に「ツイート対象(最大経過日数)」は、いつ投稿した記事までを対象にするかです。あまりに昔の記事は共有しても意味がないので、投稿頻度や投稿年数に応じて自分で決めましょう。
「ツイート対象絞り込み日付」は「投稿日」「更新日」のうちから選べます。
更新した日をツイート対象の経過日数でカウントしたいなら「更新日」にしましょう。
「投稿タイプ」は記事と固定ページ、どれを共有するかです。固定ページも共有したい方はチェックを入れます。
結論:Fudousan Tweet Old Postは最高
いまのところバグなく使わせていただいています。開発者さん、ありがとうございます。
もうRevive Old Postsには戻れないねぇ…。
皆さんもぜひ使ってみてください!
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