創作活動のモチベが下がっている人に伝えたい、一つの解決策

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創作活動のモチベを上げるために

私は普段から心の中の澱(おり)のようなものをかき混ぜては文章によってすくいあげることを趣味としており、一応「創作活動、やってます」と言えるぐらいには書き続けてます。

今日は「創作活動のモチベが下がってきた」という人に向けて、何か先達(と言うのも烏滸がましいのですが)から言えることがないか考えてみました。

創作活動のモチベとは何なのか

まずそもそも、創作活動における「モチベーション」とは一体何なのか。

一般に「モチベーション」は「やる気」とか「意欲」「目的意識」と同一視される概念です。一番かっこよく、しかもニュアンスを拾えている訳語は「動機付け」でしょう。

つまり「○○をやりたい」と思う気持ち、それがモチベーションである、と説明されます。

この「やりたい」は非常に気まぐれで、突如として何かに目覚めておら~~っと始めることもあるし、やらなきゃいけないのにやる気がでない…という現象に悩まされることもあります。

人間はナマモノなので、パフォーマンスが揺れ動きがちなのですね。

揺れ動く理由は後で説明します。とりあえずモチベーションが何なのか先に抑えましょう。

モチベーションもとい動機付けには、大きく分けて二種類あるとされます。以下、この二種類に分けてモチベーションを考察していきます。

外発的動機づけと内発的動機づけ

それが「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」です。

簡単にいえば「外から与えられるか」「内側から湧き出すか」という違いがあります。

褒められたいからとかお金をもらいたいから、というのが「外発的動機づけ」で、自分がただやりたいのだ、というのが「内発的動機づけ」。

モチベーションといえど、この両方があるわけです。そして自分を顧みてもわかると思いますが、たいていの人間はその両方を持ち合わせています。

例えばテストだと「親から褒められたい」「大学に入りたい」と「何かがわかるようになることが楽しい」は両立します。

仕事だと「よい評価を得たい」「出世したい」と「仕事が楽しい」が両立します。

それと同様、創作活動においても、外発的動機づけと内発的動機づけはある程度、両立していると考えられます。

例えば私でいうと「読まれたい」「褒められたい」と「ただひたすら書きたい」が両立しています。

絵でも音楽でも彫刻でも、おおよそ芸術と呼ばれうる全てのものは、この二つが何かの比率で存在しています。

創作活動のモチベは何によって変わるか

ところが、そんな二つの動機づけにもかかわらず、めちゃくちゃ何かを作りたくてしょうがない時と、何もできない時があります。

これを私は「振動」と呼んでいます。それは「モチベーションの総量」の振動です。先ほど「パフォーマンスが揺れ動きがちである」と書いたのはコレのこと。

図にするなら、以下のようになります。

縦軸の「モチベーションの総量」が変わるのですね。この振動はおもに、以下の要因によって起こります。

  • 体調の変化
  • 仕事の忙しさ
  • 睡眠時間
  • 人間関係
  • 創作物への満足度

ものすごく仕事が忙しく、かえってクタクタで何もできないような時はモチベーションが下がります。睡眠時間は適度なほうがモチベーションが上がります。体調が悪いとモチベーションが下がります。

一方で、めちゃくちゃ暇な時にのみ捗るというわけでもありません。皆さんも経験があるでしょう。

「この仕事が終わったら活動をしよう!と思っていたのに、休日になると寝だめしてしまう」みたいな現象…。

時間さえあれば創作が捗るとは限らないのが、面白いですね。

これについては別の記事で考察しますが、人体とは不思議なものです。

創作活動のモチベーション総量を「分解」して考える

モチベーションの総量が振動する、と書きましたが、その振動は「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」と同様に「外から振動が与えられる」か「内側から振動が与えられるか」に分かれます。

例えば外から与えられるものは

  • 仕事の忙しさ
  • 人間関係

などです。これらは自分でコントロールするのが難しく、悪く言えば揺れ動きます。

一方、内側から制御しやすいのが

  • 体調の変化
  • 睡眠時間
  • 創作物への満足度

などでしょう。異論は認めます。例えば女性の場合、月に1度にやってくる周期によってパフォーマンスが乱されがちですし、男女ともに仕事が忙しくて睡眠がとれない場合もあります。

ただ、ここで重要なのは「制御できるかどうか」ではありません。「制御しようとするか」です。

モチベーションを上下させる要因の中にも「明らかに自分では制御できないもの」から「自分で容易に制御できるもの」までのグラデーションがあり、自分の中でその線引きをしておくのが大事です。

先ほど示したこちらの図ですが、

これを「外から与えられる振動」と「内から与えられる振動」とに分けて考えます。

すると、グラフはこうなるに違いありません。

そして「外から与えられる振動」に「外発的動機づけ」が、「内から与えられる振動」に「内発的動機づけ」が対応します。

パフォーマンスが安定するとは

そろそろ答えが見えてきました。

創作活動において「捗る」とは、この揺れ動きが安定することに他なりません。グラフでいうとこんな感じかな。

むしろ「捗らせる」と呼んだほうが正しい気がします。「捗る」だと自動詞で、自分でコントロールできないイメージがあります。「パフォーマンスを安定させる」なら「捗らせる」と言ったほうが適切です。

私は、捗らせることが最も良い、と言いたいのではありませんよ。創作活動の向き合い方は人それぞれですから、嫌になったらやめる、やりたくなったら戻ってくる、という方式の人がいることを否定しませんし、尊重します。

ただ「モチベーションを安定させたければ」(=下げないためには)この方法がよいでしょう、と述べているだけです。

当然、総量は色んな要因によって変化するわけですが、その総量を一定に保つ、あるいは上げていく必要があるのです。

そして先ほど説明したように、外から与えられる振動は自分でコントロールできません。

創作活動のモチベを一定に保つために

よって、総量としてのパフォーマンス、モチベーションを一定に保つには、どうしても内側からの振動を調整する必要があります。

これはちょうど、スポーツでいうところのメンタルケアと似ています。

例えばゴルフでは、風向き、気候、相手のプレー、自分の体の動きのクセなどが「外的な振動」として与えられます。

そこでゴルフプロは、当日までにしっかり運動し、よく寝て、ストレスを発散し、本番では落ち着いた心境でプレイできるよう、自分なりの「内的振動調整法」を見つけます。それがメンタルケアです。

これは世界を股にかけて戦うトッププロでも同じです。伝説的なテニス選手、ロジャー・フェデラーは幼少期のパフォーマンスが安定しませんでした。

強いのですが、ムラがあったのです。その理由は彼が激情に身を任せ、ショットに失敗すると怒り狂ってラケットを投げつけていたから。

しかしピーター・カーター氏がコーチにつき、心理学や礼儀などを教え込み、見事キャリアグランドスラムを達成しました。もし失敗のたびに憤怒していれば、彼は勝てていなかったでしょう。

才能に溢れた人間たちが死に物狂いの努力を重ねて大会に出場するわけで、あとはもう「メンタルの差」ということは珍しくないようです(部活動で全国大会に出た人なら、わかるかと思います)。

そこまで極端な話ではないにしろ、やはり我々も、創作活動を「捗らせたい」のなら、内的な振動を自分でコントロールするすべを身につける必要がありそうです。

創作活動のモチベを自分で上げるために

「モチベーションを自分でコントロールする」と一口に言っても、コントロールできる要因には限界があること、コントロールできるものだけに集中するのが大事であることを述べてきました。

それでは、内的な振動を変えるにはどうしたらよいのか。

私は以下のような案を持っています。

  • 規則正しい生活をする。
  • 娯楽を浴びる。
  • 感想を書いてもらう。

まず「規則正しい生活」ですが、これはどちらかというと「内的振動を一定にする」効果があります。別に早寝早起きをしろというわけではありません。自分なりのルーティンを作るという意味です。

同じ時間に寝て起きて食べる生活をしてみましょう。「睡眠時間が足りなくてやる気が起きない」とか「予定よりもサボってしまった」ということが少なくなります。

「娯楽を浴びる」ですが、創作活動においてこれは必須だと思っています。

色んなものに触れるからこそネタが尽きないのです。勘違いされがちですが、ネタは頭の中だけで生まれるのではなく、触れてきた様々なものと化学反応を起こして出来上がります。

そして最後に「感想を書いてもらう」。とはいえ、ツイッターのフォロワーさんに依頼するのではありません。お金を払って感想を書いてもらうのです。

ワイ超マイナージャンル中心の同人小説女

また同人誌の感想云々でもめてるのでコミッションサイトで金払って同人小説の感想書いてもらった体験談を書く

結論から言うと感想を買うとその後も楽しく同人できるぞ

https://anond.hatelabo.jp/20200618185421

というように、お金で感想を書いてもらった人もいるようです。

こういうことをやると「自分の作品が壊れそうで怖い」「プライドが許さない」という人も多かろうと思いますが、私はむしろ肯定しています。褒め言葉中心の感想を書いてもらえば、自分がくじけそうになったときの励みになりますし。

金で感想を買うというと哀れに見えるが、1回限りの編集者を雇ったと考えると悪くない

https://b.hatena.ne.jp/entry/4687313787832716802/comment/honeshabri

私も過去、フォロワーさんに「褒め中心でブログ記事の添削します」企画をしたことがありますが、皆さん大変感謝してくださいました。

スクショ撮って保存してくださっている方もおられるようです。

お問い合わせフォームから相談くだされば、内密に私が創作物についての褒め中心感想文を差し上げます。褒め上手を自覚してるのでぜひぜひ!

二つの動機付けをバランスよく、高い水準で両立させる必要がある

私がこの記事を書いたのは、以下のツイートを読んだからでした。

なんやかんや言って「自分自身の中だけの楽しみ」(=内発的動機づけ)だけによって創作物を生み出せる人はごくわずかです。

この方のように「何度も何度も呪った」あげく、どこかで咲ける場所を見つけられる人もいれば、根腐れして「努力できるのも才能…努力できるのも才能…」と怨嗟を吐き続ける人もいます。

両者の差は「内的な振動と外的な振動を自覚し、モチベーションを保つことができたか」だと思っています。

下がっていくおのれのモチベーションを見て自己に失望しかけている人にこの記事が届くことを祈っています。繰り返しますが問い合わせくだされば私が力添えします。

ビバ!創作!!!

モチベーションを下げてしまう要因であるツイッターやネット中毒についてこちらで考察しています。

特にブロガーさんはネタをうまく見つける必要があります。こちらで考察しています。

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